ESSAY

「メリー・ポピンズ」チムチムチェリーの赤いケーキ〜紅茶カスタードクリーム〜

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  • 魔法のように人を導くタロット占い師
  • 『魔法の映画か、それとも映画の魔法か。』
  • チムチムチェリーの赤いケーキ〜紅茶のカスタードクリーム〜

 

 

魔法のように人を導くタロット占い師


先日、友人の誕生日だったので彼女をイメージするケーキを作りました。もちろん私の作る料理ですから彼女のために選んだ映画とリンクしています。

彼女はタロットカードを専門とする占い師なんですが、その社交的な口調や溢れ出る愛情みたいなもので人をポジティブに変えてしまうんです。そのパワーはまるで魔法のように人を元気にしてくれる、それが彼女の魅力です。

占いというのはアドバイスのようなもので、分岐点や判断に迷った時に話を聞いてほしいだけかもしれないし、自分の決断の答え合わせをしたり、藁にもすがる思いで助けを求めている場合もあります。

自分より下に思っている人や親や兄弟など近すぎる人には本当の気持ちを伝えることが怖いし、吐き出せたとしてもなかなかアドバイスを受け入れることができないものです。そんな時には占いが役に立つ。

(もちろん世の中には人を悪い方に導くような人もいるのでしょうがここではポジティブに。)人の心や生き方を変える力がある人が占い師です。

そんな風に考えてみると、占い師は実は魔法使いの仲間かもしれない、と思うときがあります。そうして想像を膨らませて選んだのが「メリー・ポピンズ」でした。

 

『魔法の映画か。映画の魔法か。』


【メリー・ポピンズ】

 

『メリーポピンズ』といえば昔の有名なディズニー映画だよね、なんて思われるでしょう。では実際に観たことはありますか?

周りの友人に聞いてみると名前しか知らない人が多いように感じました。実は私もその一人で、ディズニーランドは好きだけどこの大事な作品を観たこともなく、内容も知らなかったんです。

一言にすると「ディズニーの原点」と言えるほどにファンタジック夢いっぱいな作品です。

 

ロンドンの桜通りに住むバンクス一家のお話。銀行員で厳格な父親(バンクス氏)と旦那の前ではしおらしく振る舞い、陰では女性参政権に尽力する母親。まだ小さな二人の子供たちはナニー(乳母)に任せきりでした。

子供たちはその寂しさから我儘や悪戯をして、何人ものナニーを辞めさせて両親を困らせていた。

そこへ突然やってきたのがメリー・ポピンズ。

彼女は子供たちの理想のナニーそのもの。挨拶も早々に部屋の模様替えを始めると、淡々と魔法を使ってみせ、すぐさま子供たちは彼女が大好きになるのでした。その魔法はディズニーらしい楽しさに溢れていました。

歌を歌いながら指をパチンと鳴らせばおもちゃが勝手に箱に戻る。

笑いすぎて宙に浮いてしまうという独特な叔父さんと天井で紅茶を飲む。

チョークで描かれた絵の中に入って草原をメリーゴーランドで走り出す。

決して甘やかしはしないけれど楽しい世界を一緒に冒険してくれる彼女の存在は、これまでどうにもならなかった現実をときめきの連続に変えた。

非現実的なことばかりなストーリーだからこそ、心が躍るし感動してしまいます。画面から飛び出して現実世界の私たちまで魔法にかかっている気分になります。

ひょっとしたら、固定概念で凝り固まった大人は子供以上にワクワクしてしまうかもしれません。

そんな大人たちには、観終わったら「あ〜楽しかった」と寝てしまうのではなくて、考え方次第で物事はこんなにも素晴らしいものに変わると感じて欲しい。

「自分が本当に望んでいることを、ちょっとだけやってみようかな…」そんな想像をしてみて欲しいです。きっとその想像力がワクワクドキドキの始まりになるはず。この映画は、人に夢を与えてくれる最高に素敵な作品なんです。

映画の中の名言をひとつご紹介しますね。

『やらなければならない全ての物事の中には楽しみの要素が含まれている。』

なんにでも楽しみを見出せる遊び心が人生を楽しく生きるコツですね!

 

cinemanma!


https://youtu.be/k_mpaF5-SlU

「煙突掃除はやればやるほど幸運

グッドラック(幸運)は握手をした時にこぼれ落ちてあなたのもとへ

はしごの上は緊張のしっぱなし

煙突掃除人は最下層の仕事だと人は思うでしょう

煙と灰にまみれて過ごしているけど

この世界中でこんなに幸せなやつはいないんだ」

-チムチム・チェリーの歌詞より抜粋(和訳)-

 

 

「チムチム・チェリー」という曲は世界中で知られていると思います。なんだか悲しそうなメロディで私はてっきりネガティブな歌なのだと思っていました。それが真逆で、ポジティブすぎるメリーの親友バートらしい前向きな歌でした。

バートは煙突の掃除人だったり、絵描き、大道芸人として暮らしていました。恐らく当時のロンドンでいう最下層の労働者できつい仕事だったはずです。でも彼は全くそんな風には見えない。それどころか彼は、柔軟な発想の持ち主で自らこの生き方を選んで楽しんでいるように見えます。

それと対局しているのが銀行員としてのジョージ・バンクス氏の生き方です。

どちらの生き方が良いということではなく、どんな生き方が自分にとって幸せなのかということを考えて欲しいというウォルト・ディズニーからのメッセージなのではないでしょうか。

 

チムチムチェリーの赤いタルト〜紅茶カスタードクリーム〜


 

 

IMG_3263.JPG

チムチムチェリーの歌詞とメロディもそうなんですが、作品全体を通してメリーやバートの明るさと対峙して当時のロンドンの暗い部分が目立ちます。

その中で生きるバートの情熱やメリーの自信に満ち溢れたエネルギーが、バンクス家の人々をそれが人々を変えていきました。

だから今回は、チェリーをふんだんのトッピングして情熱やエネルギーの意味合いを持つ赤色がテーマのケーキを作ってみました。

イギリスのお話なので紅茶を煮出して香りづけしたカスタードクリームで品良くアレンジ。

 

これを食べればきっとメリーの魔法にかかるはず。

絶品のこのケーキに思わず言葉が出なくなったら「スーパーカリフラジスティックイクスピアリドーシャス」そう言ってください(笑)

 

※スーパーカリフラジスティックイクスピアリドーシャス…映画「メリー・ポピンズ」を観たら使ってみたくなる。言葉にできない困難な状況を説明するときに使う。人生を向上させるための魔法の言葉。

あなたの人生が、魔法にかかったように楽しいものになりますように…。

 

 

2017.06.16

Thank you
from Mineko Koyama

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