-Menu- ・眠れない日々と映画「ファイト・クラブ」 ・別人格(サブ・パーソナリティ)はこうして生まれる。 ・一体どうすればサブパーソナリティと上手く付き合えるのか? ・ピンク・テリーヌ〜数種のスパイスがけ〜
眠れない日々と映画「ファイト・クラブ」
【 ファイト・クラブ 】
眠れない、そんな夜に見たい映画は「ファイト・クラブ」
不眠症に悩み、眠れない男がある人物に出会い人生が変わってしまうお話です。
仕事で全米を飛び回っている主人公“僕”は、持ち物は高級品。さほど帰りもしない自宅はイケアのモデルルームのように揃えられている。一見何不自由ないようだけれど、青白い顔をしエネルギッシュとも、とても幸せそうにも見えない。その理由の一つに不眠症という悩みがありました。もう半年ほど眠れていない。そんな男が、出会ったのがタイラー・ダーデン。派手な見た目に自信たっぷりの口調、体格も色気もあるThe悪そうな男。自分とは全く逆の人間でした。その出会いをきっかけに、大勢の男たちが集まる秘密の集会…ファイト・クラブ(殴り合いの喧嘩)が開催されるようになる。
別人格(サブ・パーソナリティ)はこうして生まれる。
一夜ならともかく数日眠れない日が続くとだんだんと意識が遠のいてしまいますよね。デスクワークや最低限の暮らしは機械的に繰り返され、感情も乏しくなります。動きだけでなく、心もまるで機械のように自動反応で動く。その理由は私たちの潜在意識にあります。私たち人間には、意識と無意識があり、手足を動かしたり毎日のルーティーンのことは“無意識”にインプットされているために特別頭を働かせずとも出来てしまいます。器用な人は、それを利用して仕事中であっても頭の中は遊びや趣味のことに使えるというわけです。
ただ睡眠不足が過ぎると“無意識”に乗っ取られ本当の自分を支配されてしまいます。無意識の中には、体の動きやルーティンワーク以外に、自分の理想の人格が何人もいると言われています。なんと、私もあなたも、どんな人も別人格(サブ・パーソナリティ)を持っているそうです。多くの場合、それは意識的に「本当はこうしたけれど、いけない」と否定的に思っていることや「本当はこうなりたい」という本心だと言われています。
意識的に無理矢理、抑え込まれているということ。通常であれば無意識と意識の間の強いバリアで悪さはしないけれど、寝不足やお酒に酔ってしまった時には無意識が優勢です。特に、普段押さえ込んでいる力が強い人ほど無意識には悪い人格が潜んでいたりします。しかも、冷めた時には覚えていなかったり…。
一体どうすればサブ・パーソナリティと上手く付き合えるのでしょうか?
いたってシンプルな作戦として、いつも否定してしまう自分の毒を認めてあげることです。
例えば一般的に悪いイメージとして考えられるのは猛烈な怒りや嫉妬心、劣等、憎悪。文字だけでも、いかにもネガティブな感情を抱いた時にそんな自分に嫌気がさしたり真面目な人ほど、そんなことを思う自分を否定してしまいます。
否定するのではなく別の形(スポーツや趣味)で発散できれば一番いいけれど、そう楽天的になれないという人は、ただ素直に認めてみてほしいのです。
そうか、自分はこんなに感情豊かな人間なのかと、ネガティブな感情でさえも一度迎え入れてあげるといいかもしれません。だって一番悲しいのは何も感じなくなることです。何も感じなくなってしまった人間は、機械どころではなくサイコパスになってしまう。
最近私の中で流行っている自分の毒との向き合い方があります。それは、自分のマイナス感情を映画の悪役に当てはめてみるという遊び。映画に出てくる悪役は、とんでもなく極悪非道なキャラクターばかりですが悪い奴ほど人気ですよね?
例えば、イライラして物でも人でも八つ当たりしたい自分は誰だろう?妬ましさに心を乗っ取られそうになった自分は?無性に暴れたい衝動に駆られたら?
好きな悪役に置き換えられるとマイナスな感情も少しだけ愛おしい存在になります。誰だって愛されたくて生まれてくるもので、それはネガティブな感情にも言える事。否定ばかりせずに、ほんのちょっと愛してあげれば悪さはしないのです。
そして自分の毒を認めている人って、人の毒も認めてあげられます。誰かの憎たらしい部分を愚痴るほど惨めで無駄な時間はありません。好きにならなくてもいいけれど「そういう所も含めてあなたよね。人間らしくて別にいいんじゃない?」くらいに思えるとかっこいいですよね。この記事に書いた作戦を思いついてからは、私もそう思えてきました。皆さんも実践してみてくださいね。
cinemanma!−ピンク・チーズテリーヌ〜数種のスパイスがけ〜
眠れない夜にはファイトではなく、スパイスを。
人の眠気は体温と関係しています。体内の温度が上がり外に放出しようとし、だんだん体の深部温度が下がります。その落差がどうやら眠気を誘うのだとか。眠れない夜には喧嘩熱ではなく、スパイス熱がオススメです。
映画「ファイト・クラブ」に出てくる石鹸をイメージしてベリー&チーズのテリーヌをつくってみました。
寝不足の時に見たい映画「ファイト・クラブ」から学ぶサブパーソナリティ(別人格)との付き合い方。
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いつも否定してしまう自分の毒を認めてあげる
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自分のマイナス感情を映画の悪役に当てはめてみる
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眠れない夜にはファイトではなく、スパイス
2018.07.17
Live, Love, Laugh…and Be “HAPPY”
Thank you
From Mineko Koyama