映画「グレイテスト・ショーマン」から連想する非日常的な週末のランチパーティー

映画「グレイテスト・ショーマン」から連想する非日常的な週末のランチパーティー

2018.09.01

 

先日、静岡県三島市にある眺めのいいギャラリーでcinemnamna!のパーティーを主催しました。メニューリストや会場の風景などをまとめました。プライベートレストランのご依頼も承っておりますので、ご参考にどうぞ。

 

 


映画を料理に変えて、ゲストに届ける


 

映画が始まった瞬間、心が驚くほどにキラキラした感情に満たされた。そんな感覚は久しぶりで、とめどなく流れ続ける貴重な魔法の水を小さなグラスで受け止めているかのようだった。その美しい水は勢いを増しすぐに溢れ出し「ワアア、どうしたらこぼさずに留められる?!」ジタバタと動き出してしまいそうな気持ちになった。(結果、映画館には三度通い、レンタル開始以降含め何十回も観てしまうことになった。)

 

映画館が真っ暗なのを良いことに、なんだか嬉しさがこみ上げて目にじわっと涙を貯め目をキラキラ輝かせ少しニヤついた。

 

物語は夢追い人の伝記らしく紆余曲折が描かれるものの、ちょうど自分もそんな人生の最中を生きているようでテンポよく彼の人生を疑似体験してしまった。”P.T.バーナム”の巧妙な興業力から由来する「バーナム効果」のように、自分の中にある“バーナムに似た人格”を引き出して見事に共感し、うっかり感動の渦に飲まれてしまった。

 

「この素晴らしい二時間のセンスオブワンダーを多くの人に伝えたい。」

 

私だけの小さなグラスでは溢れてしまったので、みんなのグラスに注ぎ分けようじゃないか、そんな気持ちになった。そしてそれを伝える手段として他に思いつくものもなく、気づけば映画の最中に連想し、帰宅するなりレシピを作りケーキを焼いていた。

 

「映画から連想する料理のcinemanma!とは一体なんなのだ?」まさに思考迷路に陥っていた時期だったけれど、一つの答えが得られた。cinemanma!とは、小山嶺子が映画を観た感想なのだ。よくある映画レビューのように★の数だけでは伝えきれない、ならば自分の持てる技を使ってみようではないか…ただそれだけ。先輩料理人たちには非難を受けそうではあるけれど、「私の料理食べてよ!」ではなくて「ねぇ、私の世界に遊びに来ない?」小さな子供が自分で考えた最高の遊びに、大人たちを誘い込むような小さなエンターテイメントなのかもしれないと思った。

 

だとすると、今は夢の中にいるのとなんら変わらない、大事なことに気づかせてくれた映画だった。

 

 

▼映画「グレイテスト・ショーマン」についてのcinemanma!エッセイはこちらから

 


映画「グレイテスト・ショーマン」から連想するコース料理


 

- Menu List -

1st   出会いではじまるストーリー/ハーブティーの煌めき

2nd パーティーを作るのはゲストの皆さんです。/旬野菜のエンターテイメント

3rd 人種を超えて包み込む/ブラウンマッシュルームとホワイトマッシュルームのアヒージョ

4th “奇”は強み/ラムチョップと焼きりんご

5th 望みを叶える/祝祭のケーキ

 



















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開催場所:静岡県三島市某所

プライベートレストラン、フードスタイリングなどのお問い合わせはメールにてお問い合わせください。

cinemanma@gmail.com

 

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